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困ったときは、目的に戻って考える

 
こんにちは、ほこだてです。

以前、数年前の相続の時からそのままになっている自宅の名義を変更したい、というご相談を受けたことがありました。

土地と建物が亡くなったご主人の名義のままになっているので、土地を奥様(ご相談者)の名義にし、建物を奥様と海外に住む娘様の共有名義に変更したい、というご相談です。

手続き的には、お亡くなりになったご主人の生涯戸籍を集めて相続人を確定し、相続人間で合意した遺産分割協議書、および、新しく名義を持つ方の住所証明書などを整えれば、名義の変更は可能です。


「でもそもそも、何のために自宅の名義を変更するのですか?」とご質問したところ、


築35年の自宅をリフォームするためには1,000万円近くのお金がかかるので、結婚して海外に住んでいる娘に半分ほど資金を援助してもらう予定。 娘は今後も日本に住むつもりはないが、資金を援助した分、建物に娘の名義を入れないと贈与税の問題が出てくるとリフォーム会社さんからアドバイスを受けました、とのこと。


なるほど、名義変更の目的は、自宅をリフォームすることだったのですね。


では、土地は奥様の名義にするとして、仮に建物を奥様と娘様の共有名義にしたとします。 その場合にもし、娘様に万が一のことがあった場合、すなわち、奥様よりも先に娘様の相続が発生した場合、建物の名義はどうなるでしょう? 

その場合は、海外に住む娘様の旦那様にも建物についての相続権が発生します。 そうならないためには娘様に遺言書を書いてもらって……


ご相談者 「え! 考えてもみなかった! それは困るわね……」

私 「もう一度、目的に戻って考えてみましょうか。 今回の目的は、築35年の自宅をリフォームすることでしたよね」

ご相談者 「確かにそうだけど、今のところ自宅には私しか住む予定はないし、よくよく考えるとリフォームにそんなにお金をかけることもないのよね」


最終的にご相談者の奥様は、海外に住む娘様が次回帰国した際に家族会議を開いて、もう一度我が家の方針を決定してから相談に来ます、とおっしゃいました。


「困ったときは、法の趣旨(目的)に戻って考える」

法律を勉強していたときに学んだ知恵です。



仕事のこと


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.08 2010 仕事のこと comment0 trackback0

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鉾立 榮一朗(hokodate eiichilaw)

Author:鉾立 榮一朗(hokodate eiichilaw)
行政書士 鉾立榮一朗事務所
Change & Revival 株式会社 代表



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